2025年度分科会活動について(4)

ロングステイ観光学会で2025年度に活動する分科会が採択されましたので、お知らせいたします。
なお、当分科会ともも他学会員のオブザーバーとしての参加受け入れをしております。
ご興味のある方は学会事務局(asjlt.office[at]gmal.com ※[at]は@に変更してください)までご連絡ください。

〇釜山地域ロングステイに関する基本調査研究会
代表申請者:山田 美鈴

  1. テーマ
    「釜山におけるロングステイの可能性と課題」
    日本の長期滞在希望者の市場としての可能性の有無を探るための基礎調査
  2. 目的
    本視察は、日本から地理的に最も近い海外都市の一つである釜山を、単なる観光地ではなく、「生活の場」としての可能性を検証することを目的とします。
    約13年前に実施した釜山ロングステイに関する調査の情報を更新し、現状を再確認します。今回は、釜山市役所の職員との面談も予定しており、行政側が持つ長期滞在観光への認識や、今後の政策について意見交換を行います。
    マレーシアでのロングステイ調査経験を活かし、釜山で長期滞在を検討するロングステイヤーが、観光客としてではなく、現地での生活を円滑に送るための以下の要素を詳細に調査します。
    生活インフラの確認:
    公共交通機関の利便性
    医療機関(日本語対応の有無を含む)の状況
    食品(日本の食材の入手可能性)、スーパーマーケット、物価の実態
    緊急時の連絡体制
    長期滞在型宿泊施設の調査:
    アパートメントホテルや週単位で利用可能なコンドミニアムなど、長期滞在に適した宿泊施設の現状と利用条件
    これらの調査を通じて、「最新版釜山ロングステイ」セミナー等に利用できる実践的な情報を整理し発表します。また、日本人が現地の文化や生活習慣を尊重し、市民との良好な関係を築きながら快適に過ごすための注意点やヒントを見出すことで、東アジアにおける持続可能なロングステイのあり方を追求します。